屋内消火栓のホース交換はいつ必要?耐圧試験と費用のポイント|名古屋・愛知

「消防設備点検で、消火栓ホースの耐圧試験が必要と指摘された」
「ホース交換の見積りを受け取ったが、交換するべきか迷っている」

ビルや工場、店舗などの屋内消火栓ホースは、普段使う機会が少ないため、交換や点検の必要性が分かりにくい設備です。

判断のポイントは、製造年・ホースの種類・劣化の状態・過去の点検結果です。年数だけで決めず、試験で継続使用できるのか、交換した方がよいのかを確認しましょう。

この記事では、屋内消火栓ホースの耐圧試験の対象と、交換を検討する際の費用・見積りのポイントを解説します。

屋内消火栓のホースは、使っていなくても劣化します

消火栓箱に収納されたホースは、未使用でも経年劣化します。外から見える傷だけでなく、内部の傷みや接続金具付近の不具合にも注意が必要です。

火災時にポンプが作動しても、ホースから水が漏れれば、消火活動に支障が生じるおそれがあります。「一度も使っていないから大丈夫」と考えず、定期点検で状態を確認することが大切です。

「10年経過」は一律の交換期限?耐圧試験の対象を確認

一般的な1号消火栓のホースは、原則として、製造した年の年末を起点に10年が過ぎると、耐圧性能の点検対象になります。また、耐圧性能の点検を行ってから3年が過ぎていない場合は、この点検を省略できると定められています。

ここで注意したいのは、10年を経過したホースが、すべて直ちに交換になるわけではないことです。点検基準を満たし、使用に支障がなければ、継続使用を検討できます。

一方、易操作性1号消火栓・2号消火栓・広範囲型2号消火栓のホースは、この「製造年に応じた耐圧性能点検」の対象から除かれています。ただし、外観や操作性などの点検は必要です。

設備の種類によって扱いが異なるため、ホースの製造年と、点検報告書に記載された設備の種類を確認しましょう。

耐圧試験と新品交換は、今後の維持費も含めて比較

耐圧試験は、対象のホースに規定の水圧をかけ、変形や損傷、著しい漏水などがないかを確認する点検です。

試験と交換を比較するときは、今回の支払額に加えて、その後に必要となる点検や、不合格だった場合の対応まで確認すると判断しやすくなります。

比較する項目耐圧試験で継続使用を検討する場合新品へ交換する場合
今回の主な費用試験・搬出入などの作業費ホース代・交換作業費・処分費など
確認したい点不合格時の交換費用と手配方法既設設備に適合する仕様と本数
今後の管理次回の耐圧性能点検の時期を記録新しいホースの製造年を記録
判断の材料劣化状態、試験履歴、試験費用劣化状態、交換費用、更新計画

本数や仕様、現場条件によって費用が変わるため、同じ対象範囲で見積りを比較することが大切です。

なお、新しいホースに交換した場合も、通常の消防設備点検は引き続き必要です。

年数にかかわらず、傷みや不具合があれば早めに確認

点検で次のような状態が見つかった場合は、製造からの年数だけで判断せず、補修・交換の必要性を確認しましょう。

  • ホースに傷や破れがある
  • 接続金具に変形や著しい腐食がある
  • 金具の接続・取り外しがスムーズにできない
  • 耐圧試験などで著しい漏水が確認された

ホース本体のほか、ノズルや接続部分の状態も点検対象です。

交換品を選ぶ際は、口径・長さ・使用圧・接続金具など、既設設備に適合する仕様を確認します。「寸法が近いから使える」と判断せず、設備に合う製品を選定する必要があります。

ホース交換・耐圧試験の費用は何で変わる?

見積りを確認するときは、総額とあわせて次の内容を確認しましょう。

ホースの仕様と本数

消火栓箱の台数と、収納されているホースの本数は同じとは限りません。対象となる階・箱・ホースの本数を整理します。

試験や交換に含まれる作業

搬出入、交換後の収納・接続確認、既設ホースの処分など、どこまで含む見積りかを確認します。試験の場合は、不合格となった際の追加費用も確認すると予算を立てやすくなります。

作業できる時間帯や搬入条件

施設の営業時間、作業場所、駐車・搬入経路なども見積り条件になります。

ホース以外にノズルや弁などの不具合がある場合は、交換・修繕の対象を分けて確認すると、必要な工事範囲が分かりやすくなります。

相談前に用意すると、見積りが進めやすい資料

ホース交換や耐圧試験の相談には、次の資料が役立ちます。

  • 消防設備点検報告書の該当ページと、不良内容の記載部分
  • 消火栓箱の内部全体が分かる写真
  • ホースに表示された製造年・規格・メーカー名の写真
  • 対象の消火栓箱の台数と設置階
  • 過去の耐圧試験・交換の記録(分かる場合)

表示が読み取れない場合や、設備の種類が分からない場合も、まずは手元の報告書と写真からご相談ください。必要な確認事項を整理する出発点になります。

名古屋市・愛知県の屋内消火栓ホースの相談は消防設備工事PROへ

消防設備工事PROでは、屋内消火栓設備の設置・改修や消防設備点検に関するご相談を承っています。

「ホースの耐圧試験を指摘されたが、何をすればよいか分からない」
「試験と交換のどちらで進めるか相談したい」
「複数の階にあるホースを、まとめて更新したい」

このようなお悩みは、点検報告書と消火栓箱・ホースの写真をご用意のうえ、お問い合わせください。設備の種類や状態を確認し、必要な対応を検討します。

名古屋市をはじめ、愛知県内のビル・工場・店舗などの管理者様からのご相談をお待ちしています。ご相談・お見積り作成は無料です。

最新情報

屋内消火栓のホース交換はいつ必要?耐圧試験と費用のポイント|名古屋・愛知

消火ポンプの交換時期は?屋内消火栓・スプリンクラー設備の更新工事と費用のポイント|名古屋・愛知

消防設備点検と防火対象物点検の違いとは?対象・内容・報告周期を解説|名古屋・愛知

PAGE TOP